自由診療で買う避妊薬、血圧低下しないのは何故?

経口避妊薬は、避妊目的だけでなく、月経困難症など女性のさまざまな病気の治療にも使われています。治療目的の場合には健康保険が適用されますが、避妊が目的の場合には保険適用外で自由診療になります。
いずれの場合でも、誰にでも処方されるわけではなく、問診や血液検査、血圧測定などの結果、経口避妊薬を服用しても問題がないかの診断があります。経口避妊薬で気になる副作用である『血栓症』は、血管の中で血液が固まって血管をふさぎ、その先の血液の流れがなくなることで、壊死や炎症などが起こる病気で、場合によっては生命に関わることもあります。そのため、血栓症ができやすい体質など、リスクの有無をチェックするという目的で、診断が行われます。
たとえば、喫煙習慣がある人、高齢の人、肥満の人、糖尿病や高血圧などの持病のある人、既往歴や家族歴から体質的に問題がある人などで、問診でだいたい見つけることが可能です。
初診で問題がなく、服用を開始した場合でも定期的に血圧測定を受けることを勧められます。これは、経口避妊薬には血液の凝固に影響を与えることがあるため、血圧測定をすることでチェックできるからです。家庭に血圧測定器がある場合には、自分で確認するとよいでしょう。ストレスなどでも血圧は上昇しますが、食事や運動など生活習慣に気をつけていても、血圧が上がって高血圧と診断されると経口避妊薬が処方されないこともあります。
個人輸入代行などで経口避妊薬を購入している場合には、特に健康チェックが必要不可欠なので注意してください。ふくらはぎの痛みやむくみ、手足のしびれ、胸の痛みなどがあったら、血栓症の前兆かもしれませんので、服用をただちに中止して、医療機関を受診してください。